様々なチャネル・部門に分散している顧客企業や担当者のデータを統合し、BtoB営業・マーケティング・サポート活動の全体最適化を実現するプラットフォーム

トレジャーデータ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦 喬、以下、トレジャーデータ)は、2021年9月14日より、法人営業高度化のためのデータプラットフォーム「Treasure Data CDP for Sales(以下CDP for Sales)」の提供を開始します。このプラットフォームは、BtoB取引を行う企業や組織において、様々なチャネル・部門に分散している企業・担当者データの統合や、営業・マーケティング・サポート活動の全体最適化を支援します。

「CDP for Sales」は、IT業界から製造業まで業界・業種を問わない、法人営業・マーケティング部門向けのソリューションです。従来、法人営業活動は営業担当者が顧客担当者と対面でコミュニケーションを取ることが多く、近年これらの活動をデジタルで管理するための営業管理ツール(SFA)や顧客管理ツール(CRM)の導入が進んでいます。また、マーケティング部門では、見込み客の育成を目的に、マーケティングオートメーション(MA)ツールを採用する企業も増えています。そして、最近のコロナ禍では対面営業が制限され、営業活動におけるデジタル化・データ活用の潮流は、より一層加速しています。

これまで営業・マーケティング・サポート部門はそれぞれが異なった方法で顧客との接点を持ち、部門ごとにデータを管理・活用するのが一般的でした。そして現在、部門横断の統合顧客基盤を設け、一元管理されたデータを分析・活用することで、顧客企業や担当者への対応を営業・マーケティング・サポート部門全体で最適化することが技術的に可能となり、このような体制や仕組みを構築していく企業が増えています。これは、近年注目されているABM(アカウントベースドマーケティング)の概念でもあります。

そこで、トレジャーデータは、これまで主にBtoCマーケティング領域で活用されてきたカスタマーデータプラットフォーム(CDP)を、BtoB営業・マーケティング領域向けに機能を強化し、営業高度化のためのプラットフォーム「CDP for Sales」を開発しました。企業はこのプラットフォームを活用することで、顧客企業の状態やそこに所属する個人の行動を可視化・分析でき、最適かつ効率的な対応を実現することが可能になります。「CDP for Sales」には、Webサイト上での全ての行動データ、既に導入済みのMA、SFA、CRMツールのデータ、IoT機器のデータなど、様々な種類のデータを収集・統合することができます。さらに、顧客の反応に応じて、適切なチャネルで最適なアプローチすることが可能です。例えば、Webサイトを訪れた顧客に対して、機械学習を使って製品の受注確度や離反確度を予測したり、次の最適なアクションやレコメンドを提示したりすることで、営業担当者がその情報をもとに顧客対応を行うといった、オンラインとオフラインを融合させた高度な営業活動が可能になります。

「CDP for Sales」は、ソフトバンク株式会社、株式会社 USEN ICT Solutionsに先行導入されています。ソフトバンク株式会社では、のべ総視聴者数が11万9000人となったオンラインイベントSoftBank World 2020のデータを活用して、約3000人が属する法人向け営業部門がデータドリブンで顧客にアプローチを行いました。株式会社 USEN ICT Solutionsでは、営業活動全体の可視化、業界別シナリオメールの配信、既存見込み客の活性化施策を行い、その結果、営業粗利が55%増加、特定商材の見込み客からの受注率が約28%増加、特定商材の受注までの営業稼働期間が1/3に減少する等の成果を出しています。

トレジャーデータは、法人営業・マーケティング部門を持つ企業を中心に、3年で100社への「CDP for Sales」の導入を目指します。

また、2021年10月12日(火)、13日(水)の2日間、トレジャーデータは、Beyond Marketing〜マーケティングを超えて、広がり、つながる顧客体験のストーリー〜をテーマにしたオンラインイベント「PLAZMA20」を開催します。法人営業・マーケティングの高度化に取り組む企業との対談、「CDP for Sales」等の新プロダクトの詳細説明を配信します。

「CDP for Sales」の概要は別記の通りです。

Treasure Data CDP for Salesの概要

Treasure Data CDP for Salesは、法人営業・マーケティング・サポートの各部門が持つ様々なチャネルの顧客データを集約し、顧客企業・担当者の状況を可視化したり、ルールの適用や機械学習によって、適切な部門が最適な顧客対応をできるように支援するデータプラットフォームです。

【主な機能】
1.顧客企業・担当者に関するデータの統合自動化
各部門で管理・活用されている様々なチャネルの顧客データを自動で統合することが可能。Webサイト上での全ての行動データ、既に導入済みのシステムのデータ、IoT機器のデータなども収集・保管できる。主なMA ・SFA・CRM・その他デジタルマーケティングツールとの連携コネクタを備えており、企業は開発や保守が不要。

2.顧客企業と担当者を包括的に管理・可視化
顧客企業と所属する担当者を紐付けることで、顧客企業全体と担当者の状態や行動を見える化することが可能。ABMの推進を強力に支援。

3.機械学習を用いた受注確度や離反確度の予測
本プラットフォーム上に統合されたデータに、機械学習を適用することにより、顧客企業や担当者が製品を受注する確度、離反する確度を予測することが可能。

4.顧客対応の最適化・効率化
明らかになった購買・離反の確度から優先順位づけを行い、設定したルールや機械学習を用いて、顧客対応のタイミング、対応部門、チャネル、具体的な対応内容が全て最適になるようレコメンドを導き出す。

【利用イメージ】
Treasure Data CDP for Salesを使うことで、実現できる内容をわかりやすく絵にしたものです。企業により取り扱う製品やサービス、必要な情報等が異なるため、実際にダッシュボードを作る際は企業ごとにカスタマイズが必要になります。

顧客企業ダッシュボードの例

Treasure Data CDP for Sales 顧客企業ダッシュボードの例

顧客企業に所属する個人のダッシュボードの例

Treasure Data CDP for Sales 顧客企業に所属する個人のダッシュボードの例

以上

トレジャーデータ について

2011 年に設⽴されたトレジャーデータは、市場の草創期よりCDP を提供しています。トレジャーデータが提供する「Treasure Data CDP」はデジタルトランスフォーメーションの基盤であり、企業のデジタルトランスフォーメーションに必要な顧客理解、顧客体験の最適化をサポートします。企業は既存の仕組みと「Treasure Data CDP」を連動させて、様々なデータを柔軟に収集、⼤規模かつセキュアに統合・分析することができます。2012 年11⽉、事業開発および技術開発の拠点として、東京に⽇本法⼈であるトレジャーデータ株式会社を設⽴、⽇本市場での本格的な事業展開を開始し、現在では、⽇本を起点にアジア太平洋地域へとビジネス領域を拡⼤・展開しています。その他、カナダ、韓国、インド、イギリス、フランス、ドイツに拠点を置いています。「Treasure Data CDP」は、急成⻑中のCDP 分野でリーダーの地位を確⽴しています。フォーチュン500やグローバル2000のエンタープライズ企業をはじめ、450社以上の顧客企業を有します。

株式会社USEN ICT Solutionsについて

法人向けICTソリューションサービスを提供するUSEN ICT Solutionsは、提案からご契約後のフォローまで一人の営業が窓口となってサポートし急成長を遂げています。高い専門知識と経験を活かし、お客様のビジネス課題の解決をしております。
USEN ICT Solutions サービスサイトUSEN-GATE02:https://www.gate02.ne.jp/

<本件に関するお問い合わせ先>

一般の方からの問い合わせ先
トレジャーデータ株式会社
堀内
E-mail:pr-jp@treasure-data.com
URL:https://www.treasuredata.co.jp

報道関係からの問い合わせ先
トレジャーデータ 広報担当
株式会社VAインターナショナル
田中/後藤/岩野
TEL:03-3499-0016 FAX:03-3499-0017
E-mail:vai@va-intl.co.jp