トレジャーデータ株式会社、Idein株式会社の提供する現場データ収集プラットフォーム「Actcast」と連携

トレジャーデータ株式会社（本社：東京都千代田区、社長執行役員：三浦 喬、以下、トレジャーデータ）の「Treasure Data CDP」は、Idein株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：中村 晃一、以下、Idein）の提供する現場データ収集プラットフォーム「Actcast」との連携を開始しました。

トレジャーデータとIdeinは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するために、売場やバックヤードなど様々な現場から生まれる映像やセンシングデータ、そして企業が持つ顧客データを組み合わせて店舗DXに利活用できるよう、両社のサービスの連携を目的に、協業を開始しました。

店舗など現場におけるDXを検討する企業の多くが、データ活用、AI活用に関心を持ちながらもコストや運用、人材がネックとなり活用にまで至っていない実情があります。そのような課題に対して一つの解決策を提示するのがIdeinが提供する「Actcast」です。「Actcast」は、高度なAI解析を利用したIoTシステムを手軽に安価に構築できる 開発者向け Platform as a Service (PaaS) です。カメラやマイク、温度計といったエッジデバイスからデータを収集し、店舗内デジタルサイネージのデータから視聴率を計測するほか、Ideinが開発した最先端AI搭載カメラ「ミルシル」を使うことで来店客の年齢や性別、マスク着用といった顧客属性を把握し、さらに「Actcast」上のダッシュボードでデータを可視化することが可能です。独自の高速化技術を活用したエッジコンピューティングによって、安価なデバイスでの最新のAI動作と通信量の削減を可能にし、低コストで店舗DXを実現することができます。

今回の協業では、「Treasure Data CDP」の利用企業が自社で保有するPOSデータや在庫データ、顧客の行動履歴といったデータと、「Actcast」が収集しリアルタイムに解析した現場からのデータとを掛け合わせて、「Actcast」上のダッシュボードで可視化することや、「Treasure Data CDP」に「Actcast」が収集したデータを連携すること等を検討しており、より精緻な施策の実行が可能になる予定です。企業は相互のプラットフォーム上で掛け合わせたデータをシームレスに活用して、販促キャンペーンの効果検証を迅速化し、購買促進や顧客体験の最適化を実現するほか、在庫配分の最適化や仕入れの最適化など現場や店舗の運営効率の向上を目指します。両社は、互いのサービスを連携させることで企業のさらに深い顧客理解と、顧客体験の向上、さらには店舗DXの実行を支援していきます。

なお、2021年7月6日(火)から8日(木)の3日間にわたりトレジャーデータが開催するオンラインイベント「PLAZMA 小売＆アパレル」において、Ideinの代表取締役 中村 晃一氏が、𠮷野家 常務取締役 伊東 正明 氏をゲストに「𠮷野家/伊東常務と語る、データマーケティングと店舗DX」と題した対談を行います。本講演は、イベントサイトから申し込み、無料で聴講することができます。