アパレル大手のTSIが「Treasure Data CDP」を採用

トレジャーデータ株式会社（本社：東京都千代田区、社長執行役員：三浦 喬、以下、トレジャーデータ）は、約50の人気アパレルブランドを展開している株式会社TSIホールディングス（本社：東京都港区 代表取締役社長：下地 毅、以下 TSI））に、2020年10月1日、「Treasure Data CDP」を導入しました。

TSIは、早期から自社顧客情報（CRM）やWebサイト・アプリの行動履歴など様々な情報をデータ基盤に集約し分析を行うことで、顧客の購買意欲にあわせたマーケティングを実施していました。さらに、2020年のコロナ禍以来ECへの需要が拡大し、デジタル広告への投資が見込まれるなか、広告の効率化と広告経由による来店促進への貢献が急務となり、CDPの導入によるデジタルマーケティングの強化を決定しました。2021年6月23日時点で、TSIの13サイトに対し「Treasure Data CDP」導入が完了しています。

TSIが「Treasure Data CDP」を導入した理由は、ターゲティング広告用のセグメント連携が容易、かつ、連携媒体が豊富であること、そしてデータ基盤としての拡張性の高さにあります。TSIは「Treasure Data CDP」を活用して、機械学習の予測モデルを活用した広告媒体連携・配信を行っています。具体的には、見込み顧客の行動データから広告セグメントを細かく設定、さらに機械学習の説明変数に加えることで予測モデルを精緻化し、「ECサイトへの来訪経験があるものの、未購入で購入見込みが高いユーザー」、「LTVが高いと見込まれるユーザー」等、様々なセグメントへの配信を行いました。その結果、ROAS（Return On Advertising Spend）は2021年5月末時点で実績において目標比123%を達成しました。さらには、iOS14.5アップデート時に3rd Party Cookieのパーミッション同意が広告計測に必要になったことを受けて、ブラウザーを介さないダイレクトのデータ連携方法として「Treasure Data CDP」と「Facebook Conversion API」を活用した施策を実施し、Facebook広告キャンペーンのパフォーマンスを改善しました。

今後は、TSIが掲げる「ユニファイドコマース」戦略のもと、「Treasure Data CDP」を用いた顧客データ統合基盤を、中長期的にCRMや店舗体験の改善を加速させるためにさらに活用する計画です。

なお、2021年7月6日(火)から8日(木)の3日間に渡りトレジャーデータが開催するオンラインイベント「PLAZMA 小売＆アパレル」において、株式会社TSI の竹山 健司 氏(デジタルビジネス Div デジタルマーケティング Dept デジタルAD Section 長)による「TSIのユニファイドコマース戦略〜新しい広告施策と今後の展望〜」と題した講演が決定しました。本講演は、イベントサイトから申し込み、無料で聴講することができます。