雑誌「家庭画報」の出版などを手掛ける株式会社世界文化社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:秋山 和輝、以下「世界文化社」)は、効果的なデジタルマーケティングなどを行うために、データ活用による企業の変革を支援するインキュデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:藤平 大輔、以下「インキュデータ」)による支援の下、Webメディアの閲覧履歴や会員登録データ、各種サービスの利用状況などの顧客データを統合的に管理・分析・活用するためのデータ基盤の構築に向けた取り組みを開始しました。インキュデータは、今回の取り組みにおいて、データ活用の戦略立案・実行に関するコンサルティングサービスと、トレジャーデータ株式会社(本社:東京都千代田区、社長執行役員:三浦 喬、以下「トレジャーデータ」)のカスタマーデータプラットフォーム「Treasure Data CDP」を、世界文化社に提供しています。

あらゆる産業でデジタル化が進む昨今、出版業界においてもオンラインでのマーケティングと店舗などでのオフラインでのマーケティングを融合させるOMO(Online Merges with Offline)をはじめとしたデジタル戦略が、事業成長の鍵として期待されています。一方、従来オンライン広告のターゲティングなどに広く活用されてきた、自社のWebサイト以外の第三者から発行される3rdパーティクッキーデータは、利用に関する規制が強化されており、自社の顧客などに関して独自に取得するデータである1stパーティクッキーデータの活用が必要になっています。

世界文化社は、今後、Webメディア「家庭画報.com」「MEN’S EX ONLINE」の閲覧履歴や、ECサイト「meSTORE」の利用履歴のほか、各種媒体・サービスの会員登録データなどの1stパーティクッキーデータを「Treasure Data CDP」で統合的に管理して分析します。分析したデータで顧客理解を深めて、個々の顧客に合わせたマーケティングに取り組みます。また、顧客の嗜好を踏まえた最適な商品開発や、各種メディアのコンテンツの最適化、広告主に向けた新しい広告プランの開発にも取り組む予定です。インキュデータは、トレジャーデータによる技術支援の下、データ活用の戦略立案から各種施策の実行支援までをワンストップで行います。

なお、デジタルトランスフォーメーション(DX)に関する最新の情報を発信するトレジャーデータ主催のオンラインイベント「PLAZMA 15 -& CDP-」において、世界文化社 ID戦略室 リーダーの日下部 タカシと、インキュデータ データビジネスコンサルティング本部 ソリューションストラテジー部 部長の田村 覚が、世界文化社の顧客データの活用に関する取り組みと、「Treasure Data CDP」を基盤としたインキュデータのコンサルティングサービスについて紹介します(プログラム名:「出版社がやってみた、ゼロからのCDPと基盤構築」)。2021年2月15~28日の期間中、オンラインで視聴することが可能です。詳細はこちらをご覧ください。

インキュデータ株式会社について

インキュデータ株式会社は、ソフトバンク株式会社、株式会社博報堂およびTreasure Data, Inc.の合弁会社です。ソフトバンク株式会社が持つ独自のデータや最先端テクノロジーの活用に関する知見と、博報堂グループが保有する生活者データをベースに、データ活用による企業の変革を支援しています。具体的には、データ活用における戦略の立案から「Treasure Data CDP」を活用したデータ活用・分析基盤の構築・運用、各種施策を実行するためのコンサルティングまでをワンストップで提供しています。また、個人情報保護の強化が求められている昨今の情勢を踏まえ、3rdパーティクッキーに依存しない効果的なデジタルマーケティングを支援するソリューションとして、ユーザが各種WebサービスにSNSなどのアカウントでログインできるようにするソーシャル・ログイン・プラットフォーム「Loghy™(ロギー)」と、クッキーの利用に関する同意管理プラットフォーム「Qonsent™(コンセント)」を、2021年1月から提供しています。

株式会社世界文化社について

株式会社世界文化社は、創業75年を迎える老舗出版社です。2020年4月に、ビジネスの拡大を目指して各事業を事業会社として分社化し、ホールディングス・カンパニー体制に移行しました。出版事業では日本で最大級の発行部数を誇るラグジュアリーライフスタイル誌「家庭画報」、スーツスタイルの王道を行くファッション誌「MEN’S EX」を中心に、ブランド力のある媒体を数多く生み出してきました。

トレジャーデータ について

2011 年に設⽴されたトレジャーデータは、市場の草創期よりCDP を提供しています。トレジャーデータが提供する「Treasure Data CDP」はデジタルトランスフォーメーションの基盤であり、企業のデジタルトランスフォーメーションに必要な顧客理解、顧客体験の最適化をサポートします。企業は既存の仕組みと「Treasure Data CDP」を連動させて、あらゆるデータを柔軟に収集、⼤規模かつセキュアに統合・分析することができます。2012 年11⽉、事業開発および技術開発の拠点として、東京に⽇本法⼈であるトレジャーデータ株式会社を設⽴、⽇本市場での本格的な事業展開を開始し、現在では、⽇本を起点にアジア太平洋地域へとビジネス領域を拡⼤・展開しています。その他、カナダ、韓国、インド、イギリス、フランス、ドイツに拠点を置いています。「Treasure Data CDP」は、急成⻑中のCDP 分野でリーダーの地位を確⽴しています。フォーチュン500 やグローバル2000のエンタープライズ企業をはじめ、400 社以上の顧客企業を有するArm Limited の完全⼦会社です。

  • このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。

<本件に関するお客さまからの問い合わせ先>

株式会社世界文化社
E-mail:media@sekaibunka.co.jp

インキュデータ株式会社 マーケティング担当
E-mail:dbc_marketing@incudata.co.jp

トレジャーデータ株式会社
E-mail:pr-jp@treasure-data.com

 

<本件に関する報道関係者からの問い合わせ先> 

トレジャーデータ株式会社 広報担当(株式会社VAインターナショナル)
Tel:03-3499-0016
E-mail:vai@va-intl.co.jp
担当:田中、後藤