トレジャーデータ株式会社 日本における新たなビジネス戦略を発表

トレジャーデータ株式会社（本社：東京都千代田区、社長執行役員：三浦 喬、以下「トレジャーデータ」）は、「APACへの進出」、「カスタマーサクセスの強化」、「人材育成ビジネスの展開」、「CDPのエコシステム拡充」を柱とした新たなビジネス戦略を展開します。

トレジャ―データの新ビジネス戦略で、最も注力するのは、アジア・太平洋地域（APAC）への進出です。2012年の創業以来、日本・北米へとそのビジネスを加速してきましたが、2020年からは日本マーケットで先行して培った強みをもとに、韓国やタイ、インドネシア等を新たなターゲットとしてアジア・太平洋地域への進出を加速していきます。また、2020年9月には韓国におけるデータセンター設立を果たし、各国の個人情報の取り扱いに配慮したビジネス展開を図っています。

また、ユーザー企業のビジネス価値向上へのコミットメントを前提に、2020年10月より全世界のユーザー支援を統括するCCO（チーフカスタマーオフィサー）を設置しています。CCO率いるグローバルカスタマーサクセスチームが中心となり、既存ユーザー企業のうち、特に日系企業の現地法人において課題となっているアジアとグローバル展開の支援を強化していきます。

さらに、トレジャーデータは、人材育成ビジネス「Treasure Academy For CDP Masters」を実施しています。CDP導入に携わるエンジニアやビジネス担当者を対象に、データの利活用のノウハウやCDPの活用、DXプロジェクトの全体設計や推進の仕方を習得するためのトレーニングです。本トレーニングプログラムの展開により、CDPの導入企業が自社内で、ビジネス・マーケティング視点とテクノロジー視点双方を理解してデータ活用を推進できる人材を自社で拡大することを目的としています。現在までに21社約200名が受講しています。コンテンツも随時拡充しており、今後BIツール活用などが新たに追加される予定です。

加えて、「CDPエコシステムの拡充」として、本年より「Treasure Data Partner Certification Program」として、Treasure Data CDPを活用したシステムの提案や導入支援、コンサルティング、技術サポートなどを行うパートナー企業を対象とした「マスターパ―トナープログラム」と、自社製品・サービスとTreasure Data CDPを組み合わせたソリューションを提供するパートナー企業を対象とした「テクノロジーパ―トナープログラム」を開始しました。これまでに、23社のマスターパ―トナーを認定しTreasure Data CDPの活用支援やコンサルティング、技術支援を行ってきました。今後さらに拡充し、より強固なエコシステムの構築を目指します。なお、テクノロジーパートナープログラムの一環として、D2C（Direct to Consumer）時代の到来を受け、CIAM（Consumer Identity and Access Management: 顧客ID＆アクセス管理）、CMP（Consent Management Platform: 同意管理プラットフォーム）、CDP、MA（マーケティングオートメーション）、デジタルコマースを連携した新たなサービス基盤を構築し、ユーザーニーズに対応したデータ活用によるDXの実現を目指します。