カスタマーデータプラットフォーム TREASURE CDP に 新機能が追加

　トレジャーデータ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：三橋 秀行、以下：トレジャーデータ）が提供しているカスタマーデータプラットフォーム（CDP: Customer Data Platform）「TREASURE CDP（トレジャーシーディーピー）」に、10月25日より、新たに「セグメントビルダー」、「リアルタイムセグメンテーション」、「コンテンツ解析」機能の3つが追加されました。

　「セグメントビルダー」は、「TREASURE CDP」内に蓄積されたオーディエンス、属性、行動データ等を用いてGUIによりセグメントを作成し、可視化することが可能です。また作成したセグメントデータを施策系プラットフォームや他システムやサービスに連携する機能を有しています。これまで、分析するためにはSQLのスキルが必要でしたが、これからは、Web上の画面から項目を選択するだけで簡単にノンプログラミングで分析、セグメント作成、連携を可能とするため、利用者の拡大が期待されます。

　「リアルタイムセグメンテーション」は、Webアクセス時に、トレジャーデータに格納されたログデータからルールに従ってセグメント情報をリアルタイムに付与し、A/Bテストツールや、レコメンドツール、出し分けツールなどにセグメントを連携する機能です。直前のサイト訪問履歴にもとづいてセグメントをすぐに更新し、そのセグメント毎にコンテンツを出し分けることができるので、施策実行までのリードタイムが短縮し、マーケティング活動のPDCAサイクルの短縮化、効果の最大化を実現することが可能となります。

　そして「コンテンツ解析」はWebの記事やメタデータからキーワードを抽出し、そのオーディエンスの訪問履歴と合わせて解析することで、関心キーワード群を親和性の高いカテゴリとして統合、オーディエンスにラベル付けすることなどができます。オーディエンスの思考を理解したり、セグメントを作成することが可能です。

　「TREASURE CDP」はすでに、消費財業界や自動車業界をはじめ、国内250企業に導入され、100兆件以上のデータを管理、分析できる実績を有しています。今回の3機能のリリースにより、新規導入に加え既存ユーザーへの利用促進を図ります。特に、新機能は、プログラミング経験のないマーケターの活用に適しており、ユーザーとなる企業のデータ活用をこれまで以上に簡単に、かつ効率的に実現することができます。そして、生活者や読者にとって、最適なコンテンツの提供が可能となります。

＊TREASURE CDP
オンライン広告、マーケティングやCRM(Customer Relationship Management)領域のデータはもちろんのこと、顧客一人ひとりの行動データや属性データなどのデータを統合することで、パーソナライズを軸としたデジタルトランスフォーメーション（ITの浸透が人々の生活をあらゆる面で良い方向に変化させるという概念）を可能とするカスタマーデータプラットフォーム

（参考）
トレジャーデータとは・・・
2011年12月、米国シリコンバレーに設立された米国トレジャーデータ社は、企業が扱う大量のデータを、リアルタイムで収集、統合するための仕組みである「データマネージメントソリューション」を提供しています。大容量の購買取引データやWeb閲覧データ、各種のアプリケーションやモバイル端末のログデータ等、様々な非構造化データに対応しており、一定の月額課金で収集・保管・分析および他のマーケティングツールやサービスに連携し、簡単に「カスタマーデータプラットフォーム(CDP)」を構築することが可能です。さらに、センサーデータやマシンデータ等、IoT分野におけるビッグデータへの対応も強化しています。日本では、2012年11月に国内の事業開発および技術開発の拠点としてトレジャーデータ株式会社を設立、また、2015年1月にソウル支社を開設、アジア太平洋市場における本格的な事業展開を開始しています。