株式会社良品計画が「無印良品ネットストア」と スマホアプリ「MUJI passport」のビッグデータ分析に 「トレジャーデータサービス」の採用を決定

　米国トレジャーデータ社（本社：米国カリフォルニア州、CEO：芳川裕誠(よしかわひろのぶ)、以下：トレジャーデータ）が提供するクラウド型データマネージメントサービス（DMS）「トレジャーデータサービス」は、無印良品を展開する株式会社良品計画（本社：東京都豊島区、代表取締役社長：金井 政明、以下：良品計画）が運営するネットショッピングサイト「無印良品ネットストア」およびスマホアプリ「MUJI(ムジ) passport(パスポート)」の、ビッグデータ分析ツールとして採用されました。

　良品計画が運営するネットショッピングサイト「無印良品ネットストア」では、インターネット限定商品やアウトレット商品を含め、衣料品や家具、日用品、食品等、7,000点以上の商品を販売、ネット限定の各種キャンペーンも展開しています。全登録会員数は430万人以上で、平均して毎日11万人超の利用者が同サイトを訪問しています。良品計画では、「無印良品ネットストア」にアクセスする利用者の各種ログデータの収集、保管、分析作業を効率的に行うことを目的に、複数のビッグデータ分析基盤サービスを検討した結果、「トレジャーデータサービス」を採用することに決定しました。同サイトやアプリ利用者に関するログを収集、ニーズや購買行動等のデータ分析を「トレジャーデータサービス」を活用して行っています。

　また、良品計画が展開するスマホアプリ「MUJI passport」は、商品購入に応じて提供される「MUJIショッピングポイント」を管理することができるほか、「無印良品」において優待価格でショッピングすることができる特別クーポンの発行等を行っています。同社では、この「MUJI passport」の利用状況の把握、分析においても「トレジャーデータサービス」を採用することを決定、会員数140万人のアプリケーションの利用ログ等のデータ分析を行っています。

　米国トレジャーデータ社が提供している「トレジャーデータサービス」は、大容量の時系列データを収集・保管・集計することができる、クラウド型データマネージメントサービス（DMS）です。ブラウザ内で容易にデータを可視化することができる機能や、アドホックなクエリーの実行速度がさらに高速化されるオプションサービスが追加され、ユーザー企業の高い要求に応えています。

　良品計画では、「トレジャーデータサービス」を導入して利用者のビッグデータ分析を行うことで、「無印良品ネットストア」と実店舗である「無印良品」間において、互いに利用者を送客し合える環境を構築することを目指しています。

（＊1）クエリー：データベース管理システムに対する処理要求を文字列として表したもの。データの検索や更新、削除などの命令をシステムに発行する際に使われる。

（参考）
＜良品計画とは・・・＞
「感じ良いくらしをリーズナブルに」を実現するライフスタイル提案として、衣料品や家具、雑貨、日用品、食品等のオリジナル商品を販売する店舗「無印良品」を国内外にに約640店舗展開している他、ネットショッピングサイト「無印良品ネットストア」を運営しています。その他、「Café&Meal MUJI」として、季節の素材やこだわりの食材を使った料理やデザート、ドリンクを提供する店舗を全国で18店舗運営しています。

＜トレジャーデータとは・・・＞
2011年12月、米国シリコンバレーに設立された米国トレジャーデータ社は、ビッグデータを一定の月額課金で収集・保管・分析する業界初のクラウド型データマネージメントサービスを提供しています。同社のサービスは、大容量の購買取引データ、Web閲覧データ、各種のアプリケーションやモバイル端末のログデータ、センサーデータやマシンデータ等、様々な非構造化データに対応しています。顧客は、フォーチュン誌が選ぶ世界企業番付「フォーチュン・グローバル500」の企業も含まれています。日本では、2012年11月にトレジャーデータ株式会社を設立し、日本国内の事業開発および技術開発の拠点となっています。