飲料メーカーAB InBev社のCDP活用事例
人とデータ、優れた顧客体験をつなぎ
世界規模のマーケティングを実現
飲料メーカーAB InBev社が世界で展開する事業における
デジタルトランスフォーメーションとデータプライバシー管理を
Treasure Data CDPが強力に支援
ビール業界の世界的なリーダーであるAnheuser-Busch InBev社(以下AB InBev社)が経営に活用している顧客データの全容を学ぶことは非常に有益と言えるでしょう。バドワイザー、バドライト、コロナ、ステラアルトワ、ベックスなどの著名なビールブランドを有する同社は、40カ国で事業を展開し、年間540億ドル以上の収益を上げています。
これらの事業は、1,000以上の異なるデータソース(DMP、モバイルデバイス、ソーシャルメディア、データレイク、eコマースサイト、分析基盤、カスタマーサポートなどが含まれます)と、7,010万以上のユニークな顧客レコードに基づき運営されています。その全てを管理しているのが、カスタマーデータプラットフォームTreasure Data CDPです。
Treasure Data CDPを使用した成果
AB InBev社は、Treasure Data CDPをマーケティングテクノロジーの中心に据えることで、コスト削減、マーケティングKPIの向上、そして有益かつ新たなインサイトの獲得に成功しています。
1000+
データソースの統合
(70以上のeコマースサイトを含む)
7010万
ユニークな顧客レコード
430万
顧客と直接取引したレコード
課題
AB InBev社におけるデジタルトランスフォーメーション当初の目標は3つありました。全世界に存在するデータ資産を安全に管理・運用し、適用されるすべての法律を遵守すること、世界中の1,000を超えるデータソースとデータ基盤に存在するデータを統合し、サイロ(分断・縦割り構造)をなくすこと、そしてビジネスを展開するすべての市場にて、大規模なパーソナライゼーション施策を実現することです。
AB InBev社は、多数のブランドにおいて広範な事業を世界中で展開しています。その顧客データを管理するためには、顧客データとアルコール飲料、双方の取り扱いに対する厳格な地域ごとの規制を前提としながら、ビジネスの規模と多国籍性に対応できるテクノロジーが必要であることは明確でした。また、データのプライバシーやセキュリティ、越境に関してますます厳しくなる規制を遵守しながら、サイロの撲滅と全社を横断した管理に取り組まなければならない時期でもありました。
加えて、経営層は進行中のデジタルトランスフォーメーションの加速を推進することで、消費者行動の急速な変化を理解し、それに応じて市場を調整することを望んでいました。世界中のマーケティング担当者が国ごとのダッシュボードを見ることを容易にし、インサイトを引き出し、より迅速に対応することが求められていたのです。
“統合された単一のインターフェースですべてを管理できるのは、驚くべきことでした。”
ルイス・ガマ氏
AB InBev社 シニアグローバルマーテックマネージャー
ソリューション
Treasure Data Enterprise CDPは、1,000以上の異なるデータソースとプラットフォームからのデータを統合された顧客レコードとして格納することで、従来マーケティング活動の障害となっていたサイロを解消しました。現在、マーケティング担当者は顧客データ分析の表示やキャンペーンの設定など、すべての活動を単一のインターフェイスから制御しています。セグメンテーションと顧客行動の予測に、「スマートアトリビューション」機能が効果を発揮しています。
さらに、トレジャーデータのセキュリティとデータプライバシー機能により、AB InBev社がビジネスを展開するあらゆる場所でのコンプライアンスが容易になります。AB InBev社は、Treasure Data CDPを活用することで、マーケティングと、それにとどまらない広範な領域で、デジタルトランスフォーメーションを加速させています。
サイロ化したデータを統合し、7010万件のユニークな顧客データを生成
スマートアトリビューションによって、セグメンテーションの精度を改善
セキュリティと管理機能を刷新し、適切なアクセス確保とプライバシー及びセキュリティを保護
リアルタイムのシグナルで、マーケティングにおける機会損失を予防
1000を超えるデータソースの統合でデジタルトランスフォーメーションを加速
分析からオーケストレーションまでを単一の使いやすいインターフェイスで管理
“トレジャーデータはマーケティング活動の中心です。クッキーレス時代、さらにデジタル化が進む環境でお客様とつながり続けるための、いわば企業の生存戦略において鍵となる存在とも言えるでしょう。”
ルイス・ガマ氏
AB InBev社 シニア・グローバル・マーテック・マネージャー
“これまで、私たちは全てのデータシグナルをつなぐことは叶いませんでした。AB InBevではマーケティングにグローバルなアプローチを採用しているため、複数のブランドでマーケティング活動を重複させないように取り組む必要があります。”
ルーカス・ボルゲス氏
AB InBev社 欧州マーテック部門責任者
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