エンジニアとして
純粋に面白い環境
竹添 直樹 Staff Engineer
常に新しく学び続ける現場の矜持
日々増えていくお客様からお預かりした巨大なデータを扱うために
――現在の業務内容について教えてください。
Prestoの運用開発をやっています。トレジャーデータではお客様からお預かりした巨大なデータを分析していますが、そのデータの検索クエリエンジンのひとつとしてPrestoを使っています。扱うデータがとても大きいので、Prestoもけっこう大きなシステムになっています。Presto自体はOSSですが、トレジャーデータのシステムに合わせた開発もしていますし、クラスタの運用業務や、運用をサポートしたり自動化するためのツールの開発なども行なっています。
――どんな課題があるのでしょうか。
お客様のデータは日々増えていくので、放っておくとオペレーションが追いつかなくなってしまいます。クラスタを1台ずつ手作業でメンテナンスしていくようでは回らなくなりますから、どんどん自動化を進めていきたいというのが直近の課題でしょうか。
――Prestoチームの編成を教えてください。
専属のエンジニアは、日本に2人、アメリカに1人、韓国に1人の4人ですね。それと、SREチームから助っ人で1人きてもらっているので、全部で5人です。チームメンバーは猛者揃いですよ(笑)。
――業務上のコミュニケーションは英語ですか?
国内のオフィスでは日本語ですが、海外メンバーが入るミーティングは英語です。ぼくは非常に苦手なのですが(笑)、周囲のサポートもありますし、海外メンバーもいい人が多くて、拙い英語に付き合ってくれています。
常に新しい知識を学び、手を動かしてものを作る
――トレジャーデータへ入社されたきっかけを教えてください。
20年くらいエンジニアをやってきましたが、長く勤務しているうちに現場から離れがちになってしまい、エンジニアとしてこの先も続けていけるのかという不安があったんです。そこへちょうど知人に紹介されたこともあり、トレジャーデータに入社することを決めました。
――現場へのこだわりをお持ちなんですね。
いい年齢ですから、マネジメントの方に行くキャリアもありですよね。でも、一度離れてしまうと戻ってこれなくなるように思います。新しく学ぶということが難しくなってしまいますね。知識として頭にインプットすることはできると思うんですが、手を動かしていないと自分でものを作れなくなってしまう。そうすると、最後に現場にいたときの知見でずっとやっていくことになります。それは怖いですね。
エンジニアにとって、トレジャーデータは得難い環境
――トレジャーデータで働くことの魅力はなんでしょうか。
最近のサービスはAWSやGCPを基幹にしているケースが多く、たとえばPrestoのようなミドルウェアを自分たちで触りながらサービス運用をすることはなかなかありません。国内ではめずらしい環境かもしれませんね。エンジニアとして純粋に面白いです。
また、現在のチームでは新たな機能を実装する際に、本当に必要なものなのかどうかを議論したり検証するための時間を取ることができています。そういった部分も含めぼくのイメージするソフトウェア開発のスタイルやサイクルと、トレジャーデータの製品の性質が合っているのかなと思います。
――会社のカルチャーについてはいかがですか?
ぼくは昔からずっとScalaという言語をやっていて、本を書いたりもしています。オープンソースのコミュニティでの活動を制限する会社もありますが、トレジャーデータでは自由にさせてもらえるのでありがたいですね。
――どんな人といっしょに働きたいと思いますか?
トレジャーデータで必要とされる技術は、いわゆるウェブサービス企業で必要とされるものよりもエンタープライズ寄りだと思います。ミドルウェアとか基盤ソフトウェアについてのスキルや興味がある人だとよいと思います。
あとは、社内のScala使いが少数派なので、もっと増えてくれるといいですね(笑)。