お客様のビジネスが向上しているのを、肌で感じられる

Senior Solution Consultant –  Strategic Service

森山 剛史

――これまでの経歴を教えてください。

大手通信キャリアに新卒入社し、当初はインターネットバックボーンの構築/運用の業務をしていました。その後、インターネット関連業務での海外赴任を経て日本に帰国後、SNS(旧Twitter、現X)上の大規模データをマーケティング用途として分析するプロダクトの開発/運用を経験しました。このプロダクトの実現にはHadoopを利用しており、この頃から大規模データや分散処理といったものとの関わりが始まりました。その後も、独自の分析基盤を用意してデータ分析を行うプロジェクトを担当し、分析システムのインフラからアプリケーション実装までをすべて自前で開発/運用するDevOpsなどの複数チームの切り盛りをしていました。いちエンジニアとしてだけでなく、プロジェクト全体のアーキテクトやエンジニアリングマネージャとして、エンジニア組織を率いてどう効果的にビジネスバリューを生み出していくか、といった観点を大切にしていました。

――トレジャーデータへ入社したきっかけを教えてください。

入社のきっかけは知人の紹介です。前職でSNS(旧Twitter、現X))の大規模データをHadoopを用いて分析するシステムの開発/運用を経験していたので、トレジャーデータのことは創業当時から知っていました。同時に、CEOの太田のことも実は知っていました。別のプロジェクトで、データ収集やKubernetes 環境でのログ収集用途にfluentd を OSS として利用する機会などもあり、今振り返ると不思議なもので何かしらの接点が常にあったようにも感じています。
トレジャーデータを知人から紹介されたタイミングは、ちょうど今後のキャリアについて思案することも多かった時期でした。自らのキャリアを考えていく上でのキーワードとして、「よりグローバルで挑戦するフィールド」、「技術的課題の先にある、お客様の満足や感謝にしっかり貢献できるフィールド」、「主体的に動くことを是とするカルチャー」というものがありました。これらがトレジャーデータで実現できるように思えたことが、入社に至った経緯です。
また、前職では主にチームや組織を率いる業務にシフトしていたのですが、改めて「現場からの視点」でマネジメントや会社を見つめ直すことが、今後の自らのキャリアにとって勉強になるのではと考えることもありました。「また自分で色々触ってみたい」という気持ちが大きくなっていたということや、タイミングや御縁などが重なったことで、2022年にトレジャーデータに入社しました。

――現在の業務内容について教えてください。

Treasure Data CDPをご利用いただいているエンタープライズのお客様に向けて、CDP のさらなる利活用やお客様課題の解決に関して、主に技術的な側面から伴走しながらご支援させていただいております。
具体的には、「ご利用に向けたコンサルティング」、「データ加工処理やお客様システムとTreasure Data CDPのシステム連携のためのインプリメンテーション」、さらには「お客様企業内でのご活用促進に向けた運用面のご相談」などです。トレジャーデータのサービスを使ってお客様ビジネスをより良くしていくための「パートナー」のような役割です。
また、我々のチームはお客様と直接面して課題を頂戴するありがたい機会がありますので、それらのご要望をTreasure Data CDPの機能として実現できるようにプロダクトチームにフィードバックし、サービス改善を継続的に行うこともとても重要な業務です。トレジャーデータはグローバルにサービス展開をしていますが、日本法人であってもこういった声をダイレクトに伝えることができ、全世界でご利用されているプロダクトへ反映できることは魅力的です。

――やりがいを感じるのはどんな瞬間ですか?

月並みですが、お客様やその先にいらっしゃるエンドユーザ様に価値を提供でき、感謝をいただいた時ですね。その中でTreasure Data CDPやサービスが貢献できていることに達成感を感じます。また、お客様の課題/ご要望を吸い上げてプロダクト化したものが、全世界の別のお客様達に好評いただき、機能として評価されるということもやりがいを感じます。「誰かのためにしっかり役に立つ」ということにやりがいを感じるのだと思います。

――ご自身が仕事をする上で、一番大事にしているポリシーは何ですか?

「何事も自らチャレンジ」&「スピードは価値と信頼を創造する」の2点です。

経験を積んでいくと、どうしても「自分的ベストプラクティス」に最適化されがちです。ただ、世の中にはもっと価値が出る方法であったり、知るべきことがあると思います。そのために、小さなことでも良いのでチャレンジし続ける人間でありたいと思っています。また、2点目については、相手が求めることを低レイテンシで反応できることはとても価値があるし、そこから信頼が生まれていくとも思っています。ただし、これは私が多分にせっかちな性格であるというのに起因しているかもしれません(笑)

――トレジャーデータで働くことの魅力はなんでしょうか。

まずは、「グローバルと日本のいいとこ取り」でしょうか。海外のメンバーとのやり取りである「横の関係」に加えて、経営層といった「縦の関係」に関しても、非常にアクセスが良いと感じています。チャレンジすると本気で応援や支援をしてくれます。

また、トレジャーデータが取り組んでいるプロダクトやマーケット自体がそもそも新しいものであるので、常にチャレンジングに切り拓いていく動きも魅力的です。IT業界自体が常に変化のスピードが速い業界ですが、トレジャーデータも同様です。そのスピード感の中でお客様に合ったソリューションの検討、提案や提供をしていくことに、とても魅力を感じますね。

――会社のカルチャーについてはいかがですか?

「価値があることであれば、前例がなくても自ら動けば誰かが助けてくれる」という文化があると思っています。トレジャーデータ入社当初、お客様にプロダクトを紹介するためのデモ作成をしている際、右も左もわからない中でしたが、持ち前のノイジーさ(笑)で社内に相談していると、すぐにみなさん助けてくれたり、ライトパーソンへ繋いでくれたりと大変助けていただきました。

こういったことは「お客様に真摯に貢献するため」であれば、「なんでも言える/相談できる」という文化が根付いているからだと思います。私自身も会ったことがない海外の社員が困っている際は、オンライン上で色々手伝える事があると思うので相談にのることもあります。

――今後の課題はなんでしょうか?

動きが速い業界なので、プロダクトもとても動きが早いです。なので自らも常にインプットやアウトプットの改善が必要です。また、このスピード感への対応は、個人でなくチーム/組織としても適応していく仕組みの検討が、常々必要だとも思っています。動きの速さ自体は個人的には刺激的であり、魅力的なことだと思っていますが。

――どんな人といっしょに働きたいと思いますか?

私たちが解決するのは「お客様のビジネス課題であって眼の前の技術課題ではない」という視点を持った方と是非一緒に働きたいと思います。少し言い換えると、「視座の高さ」という言葉になるのかもしれません。お客様が直面されている課題は、もちろん直接的には技術的な話が多くそこから会話が始まることが多いです。ただ、それらの課題やご要望の裏にはビジネスがあり、そのビジネスの先には最終的なエンドユーザー様であったり世の中の課題であったりと、様々な方々が関係/影響しているものだと思います。我々が解決する課題は、目の前のお客様だけでなくその先にいる全世界の皆様に対して影響があるということです。

また、「矢印を自分にむけて前向きにチャレンジできる人」という方とご一緒できることも嬉しいですね。

トレジャーデータの仲間は様々なバックグラウンドやスキルを持った人たちの集まりです。そういった「プロフェッショナルなビジネスマン」には強い自主性が必要不可欠だと個人的には思っています。特にトレジャーデータには、お客様に貢献できることなら自ら道を切り拓いていくことがカルチャーとしてありますし、必要なマインドだとも思っています。

あくまで個人的な見解ですが、様々な事柄において「万人にマッチする」という物事/会社等々は現実にはあり得ないことだと思っています。一方で全体的な最適解を求めすぎることも、実は万人にとっての最善ではないとも思っています。自らの志向とフィットするカルチャーがあるフィールド、会社があるというのはとても良いことだと思っています。

――最後に自分らしい時間や趣味を教えてください。

過去には音楽を制作することに没頭していました。もちろん現在も細々と継続していますが、元来は外に出ることや新しいことを体験することが大好きなので、旅行に加えて、近頃は子供達や友人と一緒にアウトドアやマリンスポーツ(SUP)などをしています。人生は有限なので、今後もできるだけ色々な場所/海/山など見て回りたいと思っています。自然を相手にすると「一人の人間としての無力さ」を感じることがあります。日々普通に生きていけることの大切さ、一緒にいる仲間の大切さに気付かされます。もちろん、小難しい話を抜きにして、野外で飲むビールの美味しさも格別です。

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