本日は、先日発表された「TREASURE CDPの新機能」のご紹介シリーズの第2弾として「リアルタイムセグメンテーション」についてご紹介します。
トレジャーデータといえば、多種、大量のデータを収集し、統合、活用をすることが得意だけれども、リアルタイムの施策が弱いよね・・・・とお考えの方も多いのではないでしょうか。
確かに多種、大量のビックデータを扱うサービスという成り立ちより、一部機能においてはリアルタイムでの処理について未対応の部分がありました。
しかしながら、変化の早いデジタルマーケティングの事業環境や、短期・中期・長期とマーケティング施策を統合的に管理、運用を行いたいニーズの高まりにより、「リアルタイム」でのマーケティング施策を可能とする機能を新機能としてご利用いただける事となりました!
今後も、リアルタイムでの施策を可能とする機能の強化を行なっていきますので、ぜひご期待を頂ければと思います。
それでは、機能の概要を説明させて頂きます。
■機能概要
Webサイト(PC&mobile)に訪問したユーザーに対して、予めSegment Builder(セグメントビルダー)にて設定を行なったセグメント情報をリアルタイムに付与。A/Bテストツールやレコメンドツールと連携し、ユーザーのセグメントに応じた最適なコンテンツ、広告をリアルタイムにWebサイト上に表示する事が出来ます。
具体的には、Webサイトの特定のページを閲覧したユーザーに対して、次の閲覧ページにて、ユーザーに最適化したコンテンツを表示する事が可能です。
■事前準備及び実際のシステム挙動
▼事前準備
- Segment Builderにて「Personalization token」を発行し、設定。
- Segment Builderにて「Real-time Segments」を作成。
※セグメントの設定方法の詳細はこちらのブログ記事をご確認下さい。 - 利用するA/Bテストツール、レコメンドツールに「Real-time Segments」に応じたコンテンツを設定。
▼ユーザーのWebサイトへの訪問からのシステム挙動
- Webサイト(PC / Mobile)
Webサイト内に設定されているTREASURE DATAの<TD_JS_SDK>よりUser IDをTREASURE DATAに送信。 - TREASURE DATA
web personalization APIによりリアルタイムにてSegment Builderにて設定したセグメントを特定し、webサイトにSegment IDを送信。 - Webサイト(PC / Mobile)
TREASURE DATAから送信されたSegment IDを受領し、利用するA/Bテストツール、レコメンドツールまたは自社開発システム等にカスタムパラメーターとしてSegment IDを送信。 - A/Bテストツール、レコメンドツール等
Segment IDを受領し、該当するパーソナルコンテンツをWebサイトに送信。 - Webサイト(PC / Mobile)
Webサイト内のコンテンツ枠/広告枠内においてパーソナルコンテンツを該当するユーザーに表示。
■概要図 ↓ ↓ ↓
■Segment Builderでの、「Personalization token」の発行画面。
■Segment Builderでの「Real-time Segments」の作成画面。
Segment Builderでの設定方法や、A/Bテストツール、レコメンドツールとの連携方法。また、こんなリアルタイムセグメンテーションの連携や使い方は出来ないか?
など、何か気になる点やご質問があれば、お気軽に弊社カスタマーサクセス担当もしくは、ご存知の弊社コンタクト先、弊社パートナー様にお問い合わせ下さい。
今後も新機能やTREASURE CDPの活用方法についてブログにてご紹介をさせて頂きます。
引き続き、よろしくお願い致します。
リアルタイムセグメンテーションについてのお問い合わせはこちらからお願いいたします。TREASURE CDPの資料はこちらのフォームよりダウンロードいただけます。